香港で天安門事件の追悼集会、15万人が参加
【香港=竹内誠一郎】天安門事件犠牲者をろうそくの灯を掲げて悼む、恒例のキャンドル集会が4日夜、香港のビクトリア公園で行われた。
主催者の民主派団体「香港市民支援愛国民主運動聯合会」によると、過去最多だった事件1年後の1990年と同数の約15万人が参加。中国政府が「反革命暴乱」と位置づける事件の再評価を求めるとともに、民主化要求の志を受け継いでいくことを誓った。
異例の関心の高まりは、曽蔭権行政長官が5月の立法会(議会)で事件について、「客観的に評価すべき。これは香港人を代表する意見」という趣旨の発言をし、市民の反発を買ったことが一因。
中国の経済発展を背景に中国政府に理解を示す声も増えているが、民主派ジャーナリストの程翔氏(59)は「我々香港人にできるのは、自らの良心を堅持することだけ。それが、中国の進歩を促す」と語った。
(2009年6月4日23時02分 読売新聞)